1948-05-19 第2回国会 参議院 司法委員会 第25号
次の百八十條の改正は、外國においてなすべき送達について公示送達をやつた場合に、效力發生の期間が二週間でありましたのを、二週間では短かきに失するというので、六週間に改めたのであります。 次の百八十一條は、區裁判所を地方裁判所に改めました。これはやはり執行吏の關係であります。
次の百八十條の改正は、外國においてなすべき送達について公示送達をやつた場合に、效力發生の期間が二週間でありましたのを、二週間では短かきに失するというので、六週間に改めたのであります。 次の百八十一條は、區裁判所を地方裁判所に改めました。これはやはり執行吏の關係であります。
○奧野政府委員 一應成立と效力發生要件と違うという建前で考えられないこともないというふうに、實は思つたのでありますが、しかしよくよく考えると、やはり成立はしているが、婚姻の效力がない。その間はどういうことになるか。
先ほどもちよつと申し上げましたように、滿州において登記は對抗要件でなくて效力發生要件にするのだと言つて、動産の變動については登記せいということにきめたが、やる者がおらぬ。そしてみな裏書で讓渡ができておる。いくら言つても行わぬから、これを行わずにやつたらすべて無效だ。無效だということになると、一切の權利の移轉がみな無效になつてしまつて往生する。今度は罰する。
成立要件と效力發生要件とにわけられますから、成立はやはり合意があつたら成立したのであつて、あとは效力發生要件として法律上屆出を必要とするのだ。こう解釋できぬものかと思いますが、いかがなものでございましようか。これはあとの方にも影響がありますから……。
となつておりますが、政令で定めますよりも、本法において效力發生の日を定めますことが適當と存じましたので、修正案を提出いたしました。
またたとえば對伊平和條約では條約の批准の問題につきましても、一旦調印した上はこの條約は四大國の批准があれば效力を發生する、イタリアも批准しなければならないが、イタリヤの批准は效力發生の要件でないというような建前をとつて、あくまで戰勝國がその意見を戰敗國にインポーズするという建前はやはり崩していないようであります。